●2022年08月10日(水)
☆今日のニャンコ☆ 今日は雌猫の不妊手術でした。生後7か月で体重が2.5kgの猫です。初診の方ですが、この子も手術を急がれてました。オス猫と同居してるので、早めに手術がしたいということで、今日の手術になりました。 猫は交尾排卵です。交尾の刺激で、卵巣にある卵が降りてきますから、交尾すると妊娠の確率が高いというか、健康な雌猫だしたら、ほぼ100%の確率で妊娠します。 交尾せずに卵が卵巣にあると、周期的に発情しますから、飼い主の方は、ニャーゴー、ニャーゴーという鳴き声や、異常行動に悩まされることになります。 先日、乳腺に腫瘍が出来た高齢猫が来院しました。猫の乳腺腫瘍はほとんどが「乳がん」です。腫瘍が大きくなって表面が破れたり、肺に転移して、寿命を縮めたりします。この子は、不妊手術はしてあったのですが、手術を受けたのが6歳くらいだったので、乳腺腫瘍の発病を抑えることが出来ませんでした。 1歳以内に手術を受けると、乳腺腫瘍の発病はほとんどないと思います。
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