2020年09月
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●2020年09月26日(土)

☆今日のワンコ☆

食欲不振で9歳のメスのワンコが来院しました。ここ2〜3日食べないそうですが、診察台の上に乗ったワンコは私が触ろうとすると、ギャンギャン言いながらか飼い主の方に逃げていきます。表情も明るくて「ほんとに病気なの?」てな感じです。食欲不振以外の症状はありません。血液検査、エコー検査、レントゲン検査などがありますが、不妊手術を受けていない雌犬なので、確認のため、エコー検査を始めにしました。

エコーを見ると、膀胱の上の方に、何やら液体が溜まった臓器が見えます、子宮ですね、「あらま、子宮蓄膿症だわ、しかし元気だなぁ〜」。

血液検査も異常なかったので、翌日、手術することにしました。手術当日の午前中から預かりましたが、ず〜っと、ギャンギャン、ワンワンいってます。私が近づくと、嬉しそうに尾を振って、入り口を開けると、飛び出してきます。スタッフと「この子、ほんとに病気なの??」。

予定通り液体が溜まった子宮を卵巣とともに摘出して、手術を終えましたが、術前から元気なので、鎮静薬もあまり効かず(弱ってる子はストンと効きます)、麻酔の覚醒も良く、入院室に移すと、手術前と同じように、ギャンギャン、ワンワン・・、翌朝は、回復期ケアという缶詰を出すと、パクパクと完食して、迎えに来た飼い主の顔みて、大喜びしながら帰っていきました。

子宮蓄膿症のワンコで、術後、これほど元気に帰っていくとは・・、飼い主の方が異常に早く気づいて、早めの来院が良かったんでしょうね。何はともあれ、良かった、良かった。来院が遅れてたら、この元気はなかったでしょうね。

●2020年09月25日(金)
☆今日のワンコ☆

ポメラニアンのキング君です。13歳の去勢済みの男の子です。フィラリア予防で来院しました。キング君13歳にしては若く見えませんか?去勢手術や不妊手術を受けて若い時に中性化すると、老けないんですよね、いつまでもあどけなくて、好奇心旺盛で・・、去勢、不妊手術は繁殖に係わる問題や、病気の予防になりますが、年をとっても老けないという隠れたメリットがあります。人も、いつまでも好奇心旺盛で元気な方は老けませんからね。

●2020年09月23日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日はニャンコの歯の治療でした。

1頭目は糖尿病治療中の高齢ニャンコです。口の中を気にするということで来院しました。「歯周炎だろうなぁ〜、抜歯すると良いけど、高齢だし、糖尿病治療中だし、麻酔はちょっと嫌だな」なんて思いながら、口の中を診ると、右下の奥の歯に歯周炎が見られます。歯肉が化膿してますが、かなりグラついているみたいで、引っ張るとこのままスポット抜けそうです。助手に顎を引っ張って貰って、カンシで挟んで引っ張ると、スポンと抜けました。この方法は、一発必中でやらないと、失敗すると、猫は嫌がって抵抗しますから、一発勝負ですが、うまくいきました。

次の子は、口から膿が出るということで来院した子です。右の奥歯に歯周炎があって、そこが化膿してるみたいなので、麻酔下で抜くことにしました。さすがに無麻酔でスポッとというわけにはいきません。上下で5本抜歯しましたが、1本は抜けづらかったので、ドリルでカットして、歯を分割して抜きました。以前は、ドリルを使ってなかったので、抜くのに苦労してましたが、カットするようになって、楽になりました。特に、ワンコの抜歯の時は歯が大きいから、ドリルと使うと効率的です。

麻酔下で処置した子は、一晩お預かりして、明日退院です。

●2020年09月18日(金)

☆今日のニャンコ☆

「猫がゲージの中に入ったので、不妊手術で連れて行っても良いですか?」とお電話が入りました。なかなか捕まえられなかった猫で、もう何度も出産してるそうで、その猫が、たまたま室内に置いてあるゲージに入ったんだそうです。

連れてきてもらうと、ケ―ジの中には猫が2匹、親子だそうで、2匹はピッタリ引っ付いています。子の方は、オス猫で、こっちは手術しないで良いということです。ゲージの外から母猫に麻酔を打つことはできますが、眠った母猫を出すときに、オス猫が飛び出す可能性があります。逃がすと、捕獲するのが大変です。母猫を出すときにじっとしていてくれると良いのですが、やはり脱走しそうです。

それで、鎮静薬の注射は両方に打つことにしました。まず母猫に打って、次にオス猫にうちました。両方とも、薬が良く効いて、15分後には2頭ともトロンとなったので、母猫を出して、麻酔導入ケースに入れて麻酔ガスを流して眠らせて、オスの方は、鎮静薬の効果を拮抗させる注射を打ちました。そのまま、オス猫は連れて帰ってもらいましたが、夕方、手術を終えた雌猫を迎えに来た方によると、オスの方は、もうすっかり覚めたので、元の場所に放したそうです。

摘出した子宮を見ると、かなり使い込んだ形跡が・・、これで、出産&子育てから解放されますね。今まで、何回くらい出産したんでしょうね。

●2020年09月16日(水)

☆一日の始まり☆

一日の始まりは外でPがワンワンと太い声で吠えるのが目覚まし代わりです。だいたい午前6時から6時半くらいです。歩行は出来ますが、足腰が弱ったPは起き上がるのに時間がかかるので、トイレが間に合わないようで、寝てる場所に漏らしてます。その後移動してまた休んでますが、自分の居場所が汚れているので行きたくないのか、ワンワンと吠えだします。私が綺麗にしてやると、大人しくなります。Pの「ワンワン」が「そろそろ起きて片付けて!!」に聞こえます。

それからポチの散歩です。糞取り用のビニール袋と砂を少々持参します。ドライフードを食べているので、通常の糞はコロコロなんですが、散歩中は無理やり出すような感じで、まだ柔らかなヤツが出てくるので、取ったあと砂をかけておきます。

事務所に来ると、20歳の猫の「竹」が踊り場に排便してます。生まれてから数年間は屋上で姉妹猫の「松」といっしょに生活してましたから、その時にトイレを作って砂をいれておけば良かったのですが、屋上の排水溝の水たまりでする習慣が付き、処理が簡単だったからそのままにして置いたら、室内に入れても、砂の中で排便する習慣がつかなくて給水用のトレイの近くで排便するのです。

それから、いよいよ診察開始です。私の一日は、犬と猫のトイレの処理から始まります。最近は入院が少ないから良いけど、これに入院してる犬や猫のお世話があったら大変だなぁ〜。

●2020年09月15日(火)
☆今日のニャンコ☆

子猫のパルちゃんです。保護されたばかりで名前をつけてもらいました。体重は500gしかかりませんが、もう離乳食は食べられますから生後1か月ほどかな?今日は健康診断と、ノミの駆除で来院しました。ノミの駆除にはフロントラインスプレーを使います。駆除薬としては老舗に近いのですが、スプレーをふって、体にゴシゴシと塗り付けると、ポトポトとノミが弱って落ちていきますから、まだ効果は充分です。ノミ駆除薬の中では、一番即効性があるんじゃないかな?難点は猫が嫌がるので、成猫につけるのが大変なことです。

●2020年09月14日(月)

☆夜間病院出務☆

先週の土曜日は北九州夜間救急動物病院に出務しました。専属の獣医師と我々サポート獣医師の2名と動物看護士3〜4名で診療にあたっています。そこでの出来事です。

夜間病院に来院するほとんどの方は、電話してから来院されます。ですから、来院前に動物の状態や、来院時間が予想できます。「犬が指の間をケガしたみたいで、出血してます」というお電話が入りました、50kmほど遠方からの来院です。お電話があったのが、午後10時半なので、来院は閉院する12時前になるでしょう。スタッフたちと、一時間以上かかるから、「来院した時は出血は止まってるかもね?」なんて話しながら待ってました。

12時前に来院されて、スタッフが受付してますが、「センセイ、結構出血してるみたいですよ」って言うので受付前に見に行くと、後ろ足からポタポタと出血しています。押さえているバスタオルや、抱いてる子供さんのTシャツも悲惨なことになってます。深夜にこの状態を見たら、110番されそうです。

ワンコのケガは、同居犬とのケンカでした。最近、相性が悪くなったそうで、後ろ足の指を咬まれて、裂けてました。圧迫程度では止血できそうになかったので、少し乱暴でしたが、全身麻酔なしで縫合しました。幸い、大人しい子でしたから、スタッフに抱かれた状態で2針ほど縫ってテーピングして、明朝、かかりつけの病院に行くようにしました。ご家族総出で来院しましたが、来たときはみんな青い顔でしたが、帰りはニコニコしながら帰っていきました。救急病院があって良かったですね。

●2020年09月12日(土)
☆今日のニャンコ☆

クロちゃんです。2歳の不妊済みの女の子です。ワクチン接種で来院しました。耳をカットしてあるから、保護猫かな?

●2020年09月11日(金)

☆今日のワンコ☆

火曜日に膀胱結石の手術をしたワンコが退院しました。術後は、尿道にカテーテルを入れて、膀胱をあまり膨らませないようにしておきました。2日後にカテーテルを抜いて、自力で排尿できるのを確認して、退院させました。

膀胱を切開すると出血します。なるだけ血管の少ない部分を切りますが、それでも出血はあります。手術後も半日くらいは出血が見られ、血の混ざったオシッコが留置しているカテーテルから出ますが、今日のワンコは術中もほとんど出血がなくて、術後も出血しませんでした。オシッコに混じっていた膿もなくなり、食欲も出てきました

この子大人しい子で、いつもグーグー寝ていますから、今一つ、元気なのかどうかが分かりづらかったのですが、表情は悪くなかったのでおっとりとした性格だったんでしょう。

飼い主が迎えに来ても、大喜びするわけでもなく、診察室でポトンとウンチを一つ落として、飼い主に連れられて帰っていきました。1週間後が抜糸になります。

●2020年09月08日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は体重10kgのメスのワンコの膀胱結石の手術でした。嘔吐して、食欲がないということで来院してきました。オムツをしてるので、「なぜ、オムツをしてるのですか?」と尋ねると、オシッコした後に膿がでるからしてるということです。雌犬ですから、一番最初に頭に浮かんだのが「子宮蓄膿症」ですが、この子途中から飼い主が変わってますが、以前の飼い主から譲り受けたとき、不妊手術はしてますと言われたそうです。

一応念のためにエコーを当ててみると、子宮蓄膿症の所見はありませんが、膀胱の中に何かが見えます。結石みたいなので、レントゲンで確認すると、しっかり膀胱の中に石がありました。オシッコの後に膿がでるのは、1か月前からだそうで、慢性の膀胱炎が疑われました。調子の悪さはそこからきてるかもしれません。膀胱炎のワンコやニャンコはよく診ますが、主訴は頻尿や血尿で、膿が出るなんて、あまり経験したことがありません。

ワンコは3日ほど点滴と抗生物質主体の治療をして、調子が上向いてきたので、今日のオペになりました。膀胱の中にはおにぎりみたいな形の小指の頭大の結石が3個ありました。こんなものが入っているから、膀胱炎がこじれてしまったのでしょう。

順調にいけば、2〜3日の入院でおうちに帰れるでしょう。しかし、よく我慢したものですね。

●2020年09月05日(土)

☆今日のニャンコ☆

メス猫の不妊手術が飛び入りで入りました。今捕まったから手術してください、ということです。外猫の手術は、予約なしでも、捕まったら連れてきて良いですよ、と話しています。次は、いつ捕まるかわからないし、そうこうしてると、子供産むし・・。

キャリーケースに入ってる猫を見ると、まだ幼そうです。子猫というわけではありませんが、成猫というほど大きくありません。麻酔をかけてから、体重を計ると1.8kgです。推定4〜5か月位かな?これ位の年齢だと、まだ子宮が小さくて細いので、見つけ出すのが成長してる子と比べると少し大変です。

お腹を開けて、なんとか見つけ出して、小さな傷から子宮を引っ張り出します。これで大丈夫・・、と思っていたら、急に猫の腹圧が上がって、小腸がぞろぞろと出てきて、大変なことに・・。どうも朝ごはんを食べてきてるようです。麻酔濃度を上げて、麻酔を深くして、小腸を少しずつお腹の中に戻して、かん止で挟んでいた子宮だけをお腹の外に出して、無事に切り取ることが出来ました。

その話を夕方迎えに来た方にお話しすると「朝ごはんはタップリ食べましたよ、それから捕まえましたから・・」だって、また、元に場所に戻されるわけですが、妊娠、出産のストレスからは解放されるし、ワクチンも打ちましたから、伝染病に感染するリスクも少なくなるので、良かったですね。

9月7日は台風10号の影響が強そうなので、休診にします。被害がないと良いですね。

●2020年09月04日(金)
☆竹の一日☆

竹は一日の大半をこの「かまくら」の中で過ごしています。出てくるのはトイレに行くときと食事のドライフードを食べるときです。自発的に食べる量は少ないので、日に3回、a/d(回復期ケア)という高カロリー栄養食を20ml注射器を使って半強制的に食べさせてます。強制給餌をそれほと嫌がりません。しょうがないなぁ〜てな感じでモグモグ食べています。その中に、慢性腎臓病の治療薬を混ぜて投薬してます。腎臓病の治療は、2日に一回、皮膚の下に点滴を入れてます。100mlほど入れますが、皮下点滴なのでピューと入れちゃいます。これも、まあしょうがないなぁ〜ってな感じで、診察台の上に上げられて注射されてます。定期的に腎機能をチェックをしてますが、安定しています。

時々、気が向くと「かまくら」から出てきて、しわがれた声で寄ってくるので、顔の周りや尾のあたりをなでてやると、気持ちよさそうにしてます。「おい、ちょっと撫でろや」って感じで来ますから、「はい、わかりました」と撫でてます。実にマイペースです。ここまで長生きすると、邪険に扱うと祟られそうなので気を使って接してます(笑)。

●2020年09月02日(水)
☆長寿猫☆

毎年、動物愛護週間にちなんで、各動物病院に来院してるワンコとニャンコから1頭ずつ長寿犬、長寿猫を獣医師会に推薦します。推薦しない病院もあるけど、推薦されると飼い主さんも喜ぶので、私は毎年推薦しています。例年ですと到津の森で秋分の日に開催される愛護週間のイベントの中で、表彰状と記念にメダルが飼い主さんい授与されるのですが、今年は新型コロナの影響で開催されません。

「当院に来院されている中で、今、一番の長寿ですから、推薦しておきました、記念品がありますよ」ってお話しすると、とても喜ばれます。犬も猫も20歳近くですから、表彰されても1年以内に亡くなるケースも多いんですけど、それでも「あの時、表彰されて嬉しかった、良い記念と思い出になりました」って言われます。

今年も17歳のワンコと18歳のニャンコを推薦しましたが、実はまだ長生きしてる10月で21歳になる猫が居るんです!当院の竹です。1999年の11月に生後2か月位の子猫でやってきました。さすがに、自分の猫を推薦するわけにはいかないけど、改めてカルテを見てびっくりです。どこまで記録を伸ばすんだろう??
ここまで長生きすると敬意を表したくなりますね。

●2020年09月01日(火)
☆昨夜の眠☆

いつもマイペースの眠、昨夜、私が寝ようとすると、どこからともなく現れて、私の目をじっと見てます。今夜は連れてって欲しいのかな?と思って、久々に私の寝床に連れて行きました。寒い時期は連れて行ってましたが、夏は病院の方が涼しいので、連れて行ってませんでした。

私の足元に居ましたが、私が寝がえりを打って、彼の体に足が当たると、ガブリ、ついでに後ろ足でバリバリと引っかきます。彼は遊んでるつもりですが、午前2時半です。

そのうち攻撃も収まって眠りにつくと、今度は、ゴロゴロいいながらスリスリと私の手にすり寄ってきて、頭や体を撫でろと要求してくるので、しかたなく首や頭をなでてやります。午前3時半です。

明け方になると、網戸越しに外を見て、ニャオ-、ニャオーと鳴いてます。5時位かな?

いよいよ明るくなって、そろそろ追い出そうを捕まえようとすると、また遊んでるつもりで、アッチコッチ逃げ回ります。やっと、首っ玉を捕まえて、事務室に戻したのが午前6時過ぎ...

おかげで、私はすっかり寝不足気味ですが、横でヤツはスヤスヤと眠ってますわ。


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