2002年08月
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●2002年08月31日(土)

★今日のワンコ★

「お尻から出血している様なので,往診して下さい」と朝一で,電話が入りました.初診の方ですから,往診では詳しく検査が出来ないし,十分な治療も出来ないことが多いので,来院をお願いしたのですが,ワンコがハスキー犬で大きいことや,連れて来る車がないそうで,一応診察にお伺いすることにしました.

お伺いしてワンコを見ると確かにお尻のあたりが血液で汚れています.周囲にもかなり出血の跡があります.下血だとしたら大変です.でも,ワンコはとても元気が良くて,初対面なのに嬉しそうに尾を振ってます.

尻尾を持ち上げて出血箇所を確認すると,お尻にできた親指大の腫瘍が破れて,そこからの出血でした.この腫瘍は去勢していない雄犬に多く,肛門周囲腺腫とよばれています.出血も少なくなっていましたので,根本的に治療するには外科的に切除するしかない事を告げて,化膿止めのお薬を処方して帰りました.

原因がわかれば安心ですが,朝起きて,お尻の周りを血で真っ赤にしたワンコを見た時はびっくりしたでしょうね.


●2002年08月30日(金)
★今日のニャンコ★

今日は台風の影響で風が強いですね.明日のお昼くらいが九州北部に一番近づくそうですから,今から風雨が強まって行くのかな.

当院の屋上で生活しているニャンコの松と竹も,風で飛ばされたらいけないので,入院室に避難しています.看護婦が避難させたようで,何も知らないで入院室に入った私は一瞬「あれッ,こんな子たち入院してたかなぁ」と思いました.

トイレのつもりで入れてあげた箱に二匹で寄り添って,幸せそうにしています.

●2002年08月29日(木)

★今日のワンコ★

「目を同居猫から引っかかれたんですが・・」と大きなオメメのシーズー犬が来院しました.シーズーやパグなど目の大きいワンコは,草むらに入ったり,犬同士で遊んでいたりして目を傷つけることがよくあります.大概は化膿止めの目薬で治りますから,今日のワンコもそのつもりで診てみると,「ギヨッ!」

目の表面が破れて中身がコブの様に飛び出しています.角膜の外傷としては重症です.すぐに麻酔をかけて,目を閉じる処置をしました.目が開かない様に縫い合わせて,傷ついた角膜を保護し,縫い合わせた隙間から目薬を入れてもらいます.人に例えると「眼帯」をしている状態ですね.しばらくしたら,縫合を外しますが,角膜には少し傷跡が残るでしょうね.

いつもいっしょにいるニャンコですが,子育て中だったらしく,やはり「母は強し」ですね.いつもの調子で遊ぼうとしたワンコは,とんだ災難でしたね.

●2002年08月28日(水)
★今日のニャンコ★

今日はツシマヤマネコ?じゃなくて,オコメちゃん,5ヶ月の女の子です.ワクチン接種で来院しました.でも,なんとなく額の紋様が下の写真のヤマネコに似てますよね.対馬の林道でオコメちゃんに出会ったら「うわッ,ヤマネコ!」って叫びそうだな.

●2002年08月27日(火)
★今日のニャンコ★

ツシマヤマネコの続きです.

ツシマヤマネコはイエネコとほぼ同じ大きさで,体重が3〜5kg,体長が70〜80cmです.額に褐色と白色の縦じまがあり,いわゆる「ジャガー」の容貌です.耳の裏側に白斑があって,これがイエネコと一番違うポイントです.写真はツシマヤマネコです.顔が丸っこくて,結構カワイイ顔してます.

生息数は1960年代の調査で250〜300頭,最近の調査では70〜90頭ということなので,かなり減ってきてますね.開発による生息地の減少,交通事故やワナ,イエネコからの伝染病の感染などが主な原因だそうです.

今回のボランティアで,来院したイエネコの寄生虫の検査を担当しましたが,都会では見られない寄生虫の卵が見つかりました.これらの寄生虫はカエルや野生動物を食べて感染しますから,都会では少ないのですが,対馬の猫とヤマネコは食物も競合しているのかもしれません.ノラネコの増加は伝染病だけではなくて,食物でもヤマネコの生息を脅かしているのかもしれませんね.


●2002年08月26日(月)
★今日のニャンコ★

「ツシマヤマネコ」保護のために,イエネコの検査と避妊手術に対馬に行って来ました.島内のノラネコを減らして,ヤマネコを感染症から守ることが目的で,月に1回,福岡,長崎,佐賀,北九州から獣医師がやってきてます.

対馬の人口は4万人位だそうですが,島には犬や猫などの小動物を診療する獣医師がいませんから,当日は避妊手術を受けるために数10kmも遠くから,猫を連れて来ていました.2台の手術台を使って数名の獣医師が,避妊手術,血液検査,検便と手際よく処置していきます.手術が終わったニャンコは麻酔を覚ます処置をして,目が醒めたら飼い主の方が連れて帰ります.野戦病院の様な感じです.

土日の2日間でしたが,日曜日には9時前からニャンコを連れた飼い主の方が並んで待ってました.秋田犬の診療が飛び込みで入ったりして,「動物病院がないので,島民の方達は不便だろうなぁ」と思いました.いよいよの時には,飛行機で福岡市の病院まで連れて行くそうですが(飛行時間約30分),大変ですよね.

写真は,診療所の前に立つ私の「勇姿?」です.玄関の看板には「対馬動物診療所」と書いてあります.月に2日間だけの診療所ですね.

●2002年08月23日(金)

★今日のニャンコ★

九州最北端の島「対馬」と南西諸島の「西表島」には,それぞれツシマヤマネコとイリオモテヤマネコが生息しています.在来種として日本にいる山猫はこの2種類だけで,どちらも「天然記念物」で「国内希少野生動植物種」に指定されています.

これらのヤマネコは自然開発による環境の悪化からの獲物の減少や,イエネコからの伝染病の感染,交通事故などで減少の一途をたどり,絶滅の淵にたたされています.

九州地区獣医師連合会は,ヤマネコの保護活動を支援していますが,その中で対馬や西表島のイエネコの不妊手術の推進に力を入れています.手術によって島内に生活するノラネコを減らすことで,ヤマネコが伝染病に感染するのを防ぐのが目的です.

で,前置きが長くなりましたが,明日から一泊二日でニャンコの手術と健康診断に対馬まで往診に行ってきます.先ほど事務局にチケットを受け取りに行ったら,女性職員から「先生,かまれたり引っかかれても大丈夫なように,保険かけてますから安心して行ってください」と激励(?)されました.島にはどんな猫が居るのやら・・.猛獣みたいのがいたらどうしよう.

対馬のニャンコのお話は次回の「今日の診察室」で紹介いたしますので,明日は休診させていただきます.

●2002年08月22日(木)
★今日のニャンコ★

昨日ご紹介したニャンコの里親になってくださる方が見つかりました.当院に来院されている方で,すでにお家に1匹猫を飼っていらっしゃいます.「その子と相性が悪ければ,また当院に連れて来てくださいね」という事で,昨日連れて帰ってくれました.今までご連絡がないので,大丈夫だったかな?

手術したり,リハビリしたりと色々と手をかけたニャンコで,始めは警戒心一杯だったのが,だんだん心を開いてくれて,時間が空いたときは,院内の廊下で遊んであげたりして,写真は「遊ぼうよぉ」とドアの向こうから誘っているところです.

もらわれて行くのが喜ばしいような,寂しいような,複雑な心境ですね.新しい飼い主の方に可愛がってもらって,幸せに暮らせると良いですね.

●2002年08月21日(水)
★今日のニャンコ★

里親探し中の当院のニャンコを表に出しておくと,前を通る人や来院された方が,「まあ,かわいい!」と見ていってくれます.昨日,高校生くらいの男の子二人が,ゲージの前に座ってニャンコと遊んでいましたが,しばらくするとポケットから携帯電話を取り出して,ニャンコの写真を撮ってました.猫好きな友人がいて,写真をメールで送っているんだそうです.

便利な時代になりましたね.ちなみに,私もPCと携帯の壁紙は我が家のワンコの写真を使っています.

●2002年08月20日(火)

★今日のワンコ★

最近,毛包虫症という皮膚病で来院するワンコが増えてきています.毛包虫は毛の根っこに寄生しているダニで,健康なワンコにもいますし,我々人間の眉毛の根っこにも住んでいるそうですが,特に悪さはしていません.

このダニが何かの原因で増えてくると皮膚病を起こして,そこにばい菌が感染するので,毛が抜けてジクジクして,犬はとても痒がります.ダニを殺すお薬を患部に塗布したり,内服薬を飲ませて治療しますが,回復には日数がかかります.

いつもはおとなしくしているダニが急に増える原因として,ワンコの抵抗力や抗病性の低下があげられます.室内飼育のワンコに多いような気がします.何か飼育環境との関係があるのでしょうかね.

●2002年08月19日(月)
★今日のワンコ★

当院のシーズー犬のロクちゃん,当院で生まれて,母犬や家族みんなから可愛がられて育ったせいか,傍若無人な,わがままワンコになってしまいました.

散歩に行っても自分勝手にあっちウロウロ,こっちウロウロ,散歩中やご近所の犬には,ワンワンと吠え掛かります.これではいけないと,リードを短く持って左側にピタリとつけて,よその犬に吠え掛かろうとしたら,ビシッとリードを引っ張って教育したところ,散歩の終わり頃には左側をトボトボ付いて歩けるようになりました.よその犬に吠え掛かることもありません.

ところが,今までは散歩用のリードを見せると,小躍りして喜んでいたのが,次の日からリードを見せるとバタバタと逃げ出すようになってしまいました.私以外の者が持っても大丈夫なのですが,リードを付けて,私が持つと「私しゃ,あんたとは絶対に行かない!」と頑張ります.無理に引っ張って行っても,少し気を許すと,一目散に居間の方に逃げ帰ろうとします.床がフローリングなので足が滑って,まるで「トムとジェリー」の漫画の様です.

写真はロクちゃんです.ロクと私の信頼関係が回復するのは,いつの事でしょうね.

●2002年08月17日(土)

★今日のニャンコ★

今日は猫の避妊手術が2件重なりました.一頭は今年の5月に出産したばかりのニャンコ,もう一頭は初めての発情を迎えたニャンコです.

出産経験のあるニャンコは,今年の4月下旬に「お腹が大きくなったみたいなのですが..」と来院しました.エコー検査で妊娠していることがわかったのですが,飼い主の方が悩んだ末に「一度は生ませてあげたい」とのことで,手術を見合わせました.出産後母猫は授乳していたので安心していたところ,また妊娠してしまい「もうこれ以上増やせない!」ということで,手術をしました.ニャンコは授乳中でも発情しますから,注意が必要ですね.

初めて発情を迎えた方は,「ここ最近変な声で鳴くし,行動もおかしいので,子供ができたら大変だから..」と来院しました.避妊手術は卵巣と子宮を取り除きますが,この子は発情の兆候が確認されました.

子供を望まないのであれば,早めに手術を受けるのが一番ですね.北九州獣医師会は,メス猫の避妊手術に抽選で100名の方に1万円の補助をする事業を実施中です.申し込み用紙は獣医師会会員の病院においてあります.

●2002年08月16日(金)

★今日のニャンコ★

里親を探しているニャンコがとても可愛くなりました.事故で運び込まれた時は,ノミだらけで栄養状態も悪くて痩せて,眼には目やにをいっぱいつけて,骨折した後ろ足を引きずっている状態でした.

シャンプーとノミの駆除をしてから,事故で傷ついたお腹の手術をしました.それから2週間ほど経ちましたが,今では肉付きも良くなって,後ろ足もはとんど目立たないほどに回復しました.目がブルーで毛並みが真っ白のふっくらした子猫になっています.

診療時間内は病院の前のゲージに入れてますから,お近くにいらした時は,のぞいて見て下さい.

●2002年08月15日(木)

★今日のワンコ

お預かりする時に,飼い主の方がワンコといっしょに色々な物を持って来ます.いつも食べているフード&おやつ,寂しがってはいけないと,愛用のタオルケット,クマのぬいぐるみ,いつもかじっているオモチャetc・・.

お預かりしている動物達が,とても可愛がられていることが,わかりますね.そういえば,入院中のニャンコに「ふぐ刺し」が差し入れられてことがあったなぁ.

●2002年08月14日(水)

★今日のワンコ&ニャンコ★

今年は幸い入院治療中の動物はいませんが,3頭のワンコと2匹のニャンコ,居候ニャンコ1匹とお盆を過ごしています.飼い主の方がご旅行などでお預かりしている動物達です.いつもの常連さん達なので,みんなのんびりしていますが,不慣れな子はお腹をこわしたり(神経性大腸炎)することもあります.やはりお家が一番ですね.

8月6日の「診察室」でご紹介したワンコの飼い主の方が,「手術が無事に終わって月曜日に退院しました」と,うれしそうに報告に来てくれました.専門医を紹介して本当に良かったと思いました.


●2002年08月13日(火)
★今日のワンコ★

今日はミニチュアダックスのエアーちゃん,5月29日生まれの男の子です.診察台の上を走り回るので,押さえられて写真を撮られました.それでもまだバタバタ暴れていました.元気なワンコです.

●2002年08月12日(月)

★今日のニャンコ★

呼吸が苦しそうなニャンコが来院しました.呼吸に合わせて胸がフーフーと動いています.安静時に胸が膨らむほどの呼吸をすることはありませんから,何か異常が起きています.

レントゲンとエコー検査で,胸に液体が溜まっていることがわかりましたので,針で吸引すると,呼吸が少し楽になった様でした.猫の胸に液体が溜まる病気はいくつかありますが,今日のニャンコは胸にあるリンパ節が大きくなっている様なので,胸部のリンパ腫かもしれません.

ニャンコは薬がうまく飲めないので,調子が悪いときには注射を打つことにしました.

今日はお盆前のせいか,病院が込み合いました.1時間以上待っていただいた方や,急を要さないので別な日に変えていただいた方もいました.ご迷惑をおかけしてごめんなさい.13,14,15日も午前中は診療しています.

●2002年08月10日(土)

★今日のワンコ★

フィラリア症のワンコが来院しました.フィラリアは犬の心臓に寄生する寄生虫ですが,最近は予防しているワンコが多いので,発病する子はとても少なくなりました.

「急に元気がなくなって食事を食べなくなった」と7歳の中型犬が来院しました.診察すると,フィラリアが原因で具合が悪くなった様です.超音波検査で腹水も溜まっていることが判りました.腹水を抜いて,内服薬をお出ししました.

このワンコは若い時期を筑豊で過ごしていました.多分,この時期に感染した虫が原因で発病したのでしょう.これからは,対処療法でフィラリアと上手に付き合っていくことになるでしょう.

●2002年08月09日(金)
★今日のニャンコ★

8月3日の「今日の診察室」でご紹介したニャンコ,入院した時はかなり警戒心が強くて,近づくとゲージの隅に逃げて行って我々を「フー」って威嚇していました.子猫ですから,何日かお世話しているうちに随分なれて来ましたが,それでも突然入院室に入ったりした時などは驚いて,「フー」って言ってました.

それがお腹の手術が終わって麻酔が醒めた時から,人(猫)が変わったように人懐っこいニャンコになりました.我々の顔が見えると「ニャーニャー」と寄って来るし,床に放してやると足元にまとわり付いて,離れません.治してもらったことが判るわけではないでしょうが,これはいったいどうした事でしょう?麻酔で眠っている間に何か良い夢でも見たのかな?

写真はそのニャンコです.抜糸が来週なので,それまで傷口を舐めたりしないように,首の周りにエリザベスカラーを付けてます.

抜糸が終わったら「ボクをもらって下さい」の札をゲージにつけて,病院の前に出そうと思っていますが,どなたかこのニャンコの里親になってくれませんか?推定年齢3ヶ月の男の子,ワクチン接種済みです.

●2002年08月08日(木)
★今日のワンコ★

ワイヤー・フォックス・テリアのチロル君,1歳の男の子です.今日はワクチンとフィラリアの予防で来院しました.イギリスが原産地で,名前のとおり,針金(ワイヤー)の様な硬い被毛でおおわれています.初期の用途は,キツネ追いたてやウサギ狩りで,本能的に土掘りが大好きだそうです.チロル君は室内で飼われていますから,どこを掘っているのかな?

●2002年08月07日(水)

★今日のワンコ★

昨日から大型犬続きです.昨日の午前中は大型犬のレントゲン検査で一汗かいて,午後からはメスのラブラドルレトリバーの避妊手術でした.

飼い主の方が手術予定のワンコをお連れになると,まず鎮静剤を打ってお預かりして,二階の入院室で手術を待ちます.軽量のワンコでしたら抱っこして二階に連れて行きますが,大型犬はそうもいきません.「家族とわかれるのはいやじゃ〜」と抵抗するワンコを「よいしょ,よいしょ」と押したり引いたりしながら二階の入院室に上げて,ゲージに入れます.

手術前になると先ほど投与した鎮静剤が効いて,ワンコは少しボーとフラフラしています.今度は二階から下の手術室に下ろさなければなりません.自分で降りられるワンコもいますが,中には階段が怖いのか,上で踏みとどまる子もいます.こんな子は「えいっ」と抱きかかえて,下ろします.

手術が終わると再び入院室に上げますが,麻酔の醒めかけた時に少し暴れることがありますから,その前に頃合を見計らって,「イエイッ」と抱きかかえて,入院室まで運びます.まだ体に力が入っていないので,ワンコは「泥酔者」の様になっていますから,このときが一番重いですね.一人で抱きかかえられるのは30kgまでで,それ以上は二人で担架を使います.

今日も30kg以上のラブラドルの手術でしたから,この2日間はかなり筋力がアップしたと思います.来院するワンコ達の中には大型犬も多いので,これからも体を鍛えておかなければいけませんね.

●2002年08月06日(火)

★今日のワンコ★

事故が続きます.今日は「昨夜,犬小屋を空けた途端に犬が飛び出して,車にはねられました」と体重が30kgの大型犬が来院しました.前足を浮かせていて,明らかに骨折しています.体のあちこちに擦り傷がありますが,前足以外は特に大きな問題はなさそうです.

骨折の状態を調べるためにレントゲンを撮らなければなりませんが,当院の様に人手の少ない病院(私と看護婦2人)では,大型犬のレントゲン撮影は大変です.特に痛い部分を押さえて撮るので,暴れるワンコを飼い主の方と4人で押さえて,汗だくになって検査を終えました.特に今日のワンコは数kmの道程を,飼い主の方とジョギングしながら当院にやってくるほど鍛えたアストリートワンコなので,ほんとに力が強かったです.幸い性格が温厚なので,かみつかれる心配はありませんでしたから,その点は安心でした.

「出来るだけのことをしてあげたい」という飼い主の方のご希望もあり,今日のワンコは整形外科の専門医をご紹介しました.治療がうまくいって,早くジョギング出来る様になると良いですね.

●2002年08月05日(月)

★今日のワンコ★

6月の下旬に前足を骨折して手術した体重1.5kgの超小型犬が,飼い主の方との二人三脚(ワンコも入るから,三人六脚?)の努力の結果,今日やっと治療を終えました.痛みが無くなると,まだ完全に治癒していない足を使って歩こうとするワンコを,よく看護していただきました.今日は2回目の手術の抜糸を終えて,無事終了です.

で,「ホッ」としたのもつかの間・・・.「昨夜のわっしょい,百万祭りの花火に驚いて,犬が夜の街に飛び出して行って,今朝帰って来たら前足を浮かせ,少し腫れもある様です」と12歳の中型犬が来院しました.レントゲンを撮ってみると,人間に例えると「手の甲」の骨を3本骨折していました.びっくりして飛び出して事故にあったか,何かに前足を挟んで,折ってしまったんでしょう.

そのままにして置くと前足が外側に曲がったままになるので,午後から手術で,折れた骨をピンで固定しました.このワンコは少し年をとっているので,治癒には少し時間がかかるでしょう.術後1週間は折れた方の足を使わせないことが重要です.

●2002年08月03日(土)
★今日のニャンコ★

7月30日の「今日の診察室」でご紹介した子猫が随分元気になったので,お腹の手術をしました.交通事故でお腹の筋肉が裂けてお腹の中のものが皮膚の下に飛び出して,右わき腹がプックリと膨れています.特に食事をたくさん食べた後は,「恵比寿様」のお腹みたいになって,どうにも按配が悪そうです.

麻酔をかけて皮膚の上からお腹に開いた穴(直径2cm位)を指で確認して,その上の皮膚を切開して穴を縫い合わせて,無事終了しました.体重はまだ1kgほどのニャンコですが,麻酔を切るとすぐに目覚め,今は入院室でボーとしています.ニャンコは保護した方が抜糸までは自宅で面倒を見て下さるそうで,来週早々には退院です.

写真は,シーズー犬のききちゃん,初めてのワクチン接種で来院しました.5月15日生まれの女の子です.

●2002年08月02日(金)

★今日のワンコ★

「耳にダニが付いたのかと思ってたらどうも違うようで,娘がガンかもしれないので病院に連れて行け」と言うので連れてきました.と2歳の雄のワンコが来院しました.診てみると確かに耳の縁にあずき大の腫瘤(いわゆるイボ)が出来てます.まだ若いワンコですし,見た感じも「ガン」なんて悪いものではないようで,少し様子をみてもいいかなとも思いましたが,娘さんが心配するといけないので,麻酔をかけて切除しました.

電気メスで切除しますが,毛刈りや消毒が終われば,切除にかかる時間はほんの20秒程度ですから,おとなしい子なので,麻酔しないでチリチリと切ってしまおうかとも思いましたが,チッて切った途端に「ギャンギャン」と暴れ出したら困るから,安全を期して麻酔下で処置しました.

処置が終わって1時間ほどしてから飼い主の方がお迎えに来ました.ワンコは「アレッ,何があったのかな?」て顔で,帰って行きました.

●2002年08月01日(木)

★今日のワンコ★

最近暑さのせいか,体調を崩して来院するワンコが増えてます.全般的にワンコの食欲が落ちていますが,それを心配した飼い主の方が,少しでも食べさそうと日ごろ食べ慣れない食事(例えば,ドッグフードを食べていたワンコがあまり食べないので,ささみや米飯を調理して与えたetc..)を与えてお腹をこわしてしまうケースなどがあります.

暑いとワンコの運動量も落ちるので,食欲も低下しますから,通常の半分くらいしか食べなくても,そう心配しなくて大丈夫です.

ジョギング相手の当院のコテツ君も,朝のジョギングの途中までは元気がいいのですが,だんだん遅れ気味になってきて,信号で止まると座って待ちますが,だんだん前足が伸びてきて「伏せ」の態勢で信号が青に変わるのを待っています.帰ってくると真っ先にお水を飲みに行って,ヘロヘロになってます.「暑い中を走らされていやなんじゃないかな?」と思いますが,次の日はまた喜んで行きますから,きっと楽しいんでしょうね.


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