●2008年06月30日(月)
★今日のワンコ★ 今日は11歳の小型犬の歯石の処置と抜歯をしました。今年の春にこちらに越して来られて、当院に来院されている方です。以前通院していた病院では、時々咳が出るので呼吸器系が心配なで、麻酔を見合わせていました。 歯石の付着により歯周炎がかなり進んでいます。口臭もあり、その口でアチコチを舐めたり咬んだりするので、体毛にヨダレが引っ付いて、その匂いも気になるそうです。 子犬の頃から長く当院に通院して下さっている方は、ある程度ワンコの健康状態がわかりますから、麻酔下の処置も大胆(?)に出来ますが、今日のワンコとのお付き合いは、まだ2ヶ月程ですし、前の病院では麻酔の危険性を指摘されています。 事前の血液検査で異常はなく、ワンコの健康状態は良さそうです。聴診にも心雑音は聞こえません。なんとか大丈夫ではないかと思いましたが、最後は飼い主の方に決めていただきました。これから数年間、この状態で生活するよりは、今回思い切って歯の処置をした方が良いと思いました。 処置中に不整脈が出たり、呼気中の炭酸ガスの濃度が上がったりして少し心配しましたが、静脈から薬を入れながら状態を安定させて、1時間ほどで終了しました。全部で11本抜歯して、歯周炎の治療をしました。 お口の中がすっかり綺麗になり、大変気持ち良くなりました。今日の処置は、これからの犬生?に良い効果をもたらすことでしょうね。
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