2010年07月
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●2010年07月31日(土)

☆αーリポ酸中毒☆

昨夜は、月に1回開催される症例検討会が近隣の病院でありました。この1ヶ月間に遭遇した症例を持ち寄って、獣医師同士で検討する会で、昨夜は20名以上の小動物臨床に携わる獣医師が集まっていました。その中での話題です。

αーリポ酸というサプリメントがあるそうで、中高年になっても活き活きとした若さを保ち、中年肥りを防止することを目的とした健康補助食品だそうです。人に対しては良い効果があるのでしょうが、犬や猫が食べると、興奮状態が続いてほとんどの例で死亡するそうです。今回の報告は、小型犬が6粒ほど食べた直後から、振るえや嘔吐が出てだんだん起き上がれなくなり、治療の甲斐なく4日目に死亡してました。

中毒症状はは農薬と同等程度に危険です。人用の食品ですから、犬や猫の嗜好性が高いことが予想されます。犬や猫を飼っている方はご注意ください。コンビ二等で売っているそうで、1粒で発症することもあるので、犬や猫にとってはメチャクチャ怖い食品ですね。

●2010年07月30日(金)

☆今日のワンコ☆

「妊娠しているので、おなかの中に何頭いるかレントゲンを撮って調べて欲しい」ということで、小型犬が来院しました。

犬の妊娠期間は63日です。交配した日から数えて平均63日目に出産しますが、2〜3日早まることや遅れることもあります。妊娠の判定は、エコー検査で行います。人の様に尿検査で妊娠を鑑定する方法はまだ確立されていません。25〜30日位になるとエコーでふくれた子宮が見えます。

レントゲンに写るのは、45日以降です。それ以前だと、胎児の骨格が完全に出来ていないので、レントゲンにはっきりと写りません。

今日のワンコは交配して20〜25日頃にエコー検査に来ました。まだ少し早くて、少しふくれた子宮が見えましたが、自信を持って「妊娠しています!よかったね。楽しみだね」と言うことが出来ませんでした。限りなくクロに近いグレーという感じでした。

それから25日して来院しました。明らかにお腹が膨らんでいますから、やはり妊娠は間違いなかったようです。今日はレントゲンで頭数を確認して欲しいそうです。45〜50日目ですから、これもまた微妙な時期です。レントゲンを撮ると、うっすらと胎児の骨格が写っていて、胎児は複数居そうですが、今度も「○頭です」と自信を持って言えません。7〜10日後に再来院してもらうことにしました。

飼い主の方は一日も早く妊娠の有無や、赤ちゃんの数が知りたいのでしょうね。

●2010年07月29日(木)
☆今日のニャンコ☆

今日は外傷の猫2頭の処置をしました。1頭目のニャンコは室内飼いです。尾の先端からかなり出血しています。毛を刈ると傷口がパックリ開いていましたから、麻酔をかけて縫合しました。傷はかなり深かったです。活発な若い猫ですが、家の中で何をしたら、こんな怪我するんだろう?

2頭目は外に出る猫です。尻尾の付け根を怪我してる様ですが、怒って飼い主に見せないそうです。院内で見ようとするのですが、やはり怒りまくって見せませんから、鎮静剤を打ちました。鎮静剤を打つと猫は酩酊状態になりますが、それでも、ギャーギャーと怒ります。この子の傷も大きかったので、そのまま麻酔を入れて縫合しました。この子は性格的に抜糸が大変そうなので、少し張力は弱いのですが、糸を皮膚の下に埋め込む「埋没縫合」という縫い方で傷を閉じました。この子の傷は化膿していましたから、猫どうしのケンカが原因でしょうね。

今週当院は外科病院になってます。麻酔器と手術器具はフル稼働です。あまり飼い主の方と話すこともなく、動物をお預かりして、黙々と縫っています。

写真はプードルのレオ君です。3ヶ月目の男の子で、まだ体重は1kgしかありません。早く大きくなぁ〜れ!


●2010年07月28日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は小型犬の子宮蓄膿症の手術でした。子宮蓄膿症というのは、子宮の中が化膿して膿が溜まる病気です。避妊手術を受けていない中高年のメス犬に見られます。今日のワンコの子宮はエコーで見ると蓄膿状態にはなっていませんでした。陰部から膿の排出が見られますが、子宮の中には溜まっていませんでした。

抗生物質のお薬の投薬で様子を見るという選択肢もありますが、このワンコ、数ヶ月前にも同じ病気になり、お薬で治療しました。まだ9歳ですから、今後も繰り替えすことが予想されましたから、今回は、子宮を手術で取り除くことにしました。

今日は、蓄膿症の手術と猫の避妊手術が入っていました。蓄膿症の手術は結構神経を使いますから、そちらを先に済ませてから、猫の手術をしました。今日も手術時間が押して、午後の診療開始時間に食い込みました。

猫の手術が終わりに近くなって皮膚を縫合していると、受付から飼い主の方の話が聞こえます。「8歳のメス犬ですが、2日前から元気と食欲がなくて、陰部から膿みたいなものが出ています」。

「えーっ、また蓄膿症!明日の午後は休みということは、今夜もまた手術!!」。覚悟を決めて診察すると、子宮の中に膿は溜まっていませんでした。陰部からの排膿は見られますから、子宮内膜炎と診断して、今回はお薬で様子を見て、症状が回復しない時は再度来院してもらうことにしました。その時は手術になるでしょう。

今月は毎週、子宮蓄膿症の手術をしています。1歳以下の若いメス犬を飼っていて、子供を生ませる予定のない飼い主の方は、積極的に避妊手術をワンコに受けさせてくださいね。

●2010年07月27日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日の午後はメスの小型犬の乳腺に出来た腫瘍の切除手術でした。腫瘍が広範囲にあるので、切除と縫合に時間がかかります。当初予定で、手術時間は2時間半と予想しました。12時半から始めて3時に終了ですから、午後の診療が始まる4時までには、遅い昼食をとることができます。助手は交代で休憩をとりますが、術者は私しかいないので、手術が終わるまでは休めないのです。

午前中の診察が延びて手術開始が1時になりました。手術時間も予想より時間がかかり、3時間近くになりました。「う〜ん、4時すぐに来院がなければ、カップ麺くらいは食べられるかも」と思いながら、最後の縫合を進めていると、4時前に猫が来院しました。「簡単な処置だったら、このニャンコを診た後にカップ麺くらいだったら・・」。

来院した猫を見てビックリ!太ももの皮膚が大きく裂けています。歩き具合を見ると反対の足も引きずっています。カップ麺どころではありません。飼い主の方は、猫が帰ってこないので探していたところ、倒れている猫を発見してすぐに連れてきたそうです。猫はグッタリとしていて、死んでるかと思ったそうです。

レントゲンを撮って、怪我の状態を調べて、麻酔をかけて皮膚を縫合しました。今日は、昼飯抜きで12時間労働でした。今日も腹減ったぁ。

●2010年07月26日(月)

☆今日のニャンコ☆

診療が終わる頃に1頭のニャンコが来院しました。背中におできができたそうです。

診てみると、背中の毛が濡れています。少し嫌な匂いがします。背中を濡らしているのは、どうも膿の様です。猫どうしのケンカが原因で背中を怪我して、そこが化膿して腫れたのでしょう。ぶよぶよと腫れていたのが、来院途中で破れて膿が流れ出したのでしょう。

毛を刈って外傷の状態を見ると、縫合しなければならないほどの傷が姿を現しました。翌日の午後は少し時間がかかる手術の予約が入ってましたから、診療終了後に処置することにしました。

1時間程度で処置を終え、事務処理を終えると、夕食が夜食の時間になっていました。あぁ、腹減った。


●2010年07月24日(土)
☆今日のワンコ☆

プードルの兄弟のセナちゃん(黒)とジョン君(茶)です。生後2ヶ月で、大樹は1.2kgです。今日は健康診断で来院しました。寄り添う姿が可愛いですね。

●2010年07月23日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は14歳のゴールデン・レト・リバー(GL)の肛門周囲腺腫の切除手術でした。ゴールデンの14歳というのは、相当高齢です。ほとんどのGLが12歳前後で腫瘍が原因で亡くなります。GLは腫瘍が多い犬種です.今日のワンコも12歳の頃にリンパ腫を発症しましたが、ステロイドに良く反応する数少ないタイプのリンパ腫だったので、今もお薬を飲んでいますが、元気で過ごしています。

そのワンコの肛門に腫瘍が出来ました。肛門周囲腺腫という腫瘍で、去勢していない中高年のオス犬に時々みられます。大きくなると表面が破れて出血するので、その前に手術で切除し、再発防止のため去勢手術も同時にします。

14歳のGLは、人の年齢に換算すると90歳くらいになるんじゃないかと思います。麻酔は大丈夫だろうか?術前の検査に異常は見られません。今でも散歩で飼い主の方をグイグイ引っ張るほど元気が良いそうです。飼い主の方も切除を希望されていますから、手術することにしました。

麻酔が覚めて体を動かせるまでが、若い犬に比べると少し時間がかかりましたが、、安定した麻酔下で無事に手術出来ました。これで、いつ腫瘍が破れて出血が始まるかという心配から開放されました。ワンコは明日の朝退院です。飼い主の方との蜜月がまだまだ続くを良いですね。

●2010年07月22日(木)
☆今日のニャンコ☆

子猫の通ちゃんです。生後2ヶ月くらいの女の子です。通ちゃんは、動物愛護センターから今の飼い主の所にやってきました。少し長毛の可愛い子猫です。将来は上品なレディになりそうな感じですね。

●2010年07月21日(水)

☆今日のワンコ☆

「昨日の夕方、これを食べさせた後から調子が悪くなり、吐きそうな行動を頻繁にして、白い泡状のものを出します。ワンコは元気がなくて、食事も食べません」ということで、小型犬が来院しました。ワンコに与えてのは、乾燥したジャーキーのような平べったい形のおやつです。いつも与えています。ワンコは時間をかけてかじって食べますが、昨日はなくなるのがいつもと比べて早かったそうです。

この時点で、ワンコに何が起きているかある程度予想がつきました。ワンコはこのおやつを丸呑みして、食道に詰めたのでしょう。過去に何回か、平べったいジャーキーを小型犬が丸呑みした事故を経験しています。確認のために、バリウムを飲ませてレントゲンを撮ると、バリウムの一部が食道に停滞しています。ジャーキーはレントゲンには写りませんが、その先に詰まっているのでしょう。

いつもお世話になるH動物病院に連絡を入れて、内視鏡で見ながら取り出してもらうことにしました。時間が経過すると、食道に詰まったジャーキーはふやけて膨張して散りだしにくくなりますし、食道に与えるダメージも大きくなります。H動物病院はすぐ受け入れてくれましたから、飼い主の方に連れて行ってもらいました。

ジャーキーは食道にガッチリと詰まっていたそうで、H動物病院の院長は取り出すのにかなり苦労したそうです。午前中の診療が終わって、私が駆けつけた時は、取り出した直後で、院長を含めてスタッフの皆さんのホッとした顔が迎えてくれました。内視鏡で取れないときは、胸を切り開いて取り出さなければならないのです。異物が食道を穿孔すると、かなりの確立でワンコは胸膜炎で死亡します。

当院くらいの規模の病院でも、小型犬のジャーキー丸呑み事故は数例経験していますから、全国的には、沢山の小型犬が事故を起こして、その中の何パーセントかは亡くなっていると思います。人では、コンニャクゼリーがあれほど問題になったのに、ササミジャーキーは何で問題にならないんでしょうね。これを読んでいる皆さんは、絶対に丸ごと与えないで下さいね。

●2010年07月20日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は連休明けで大変忙しい一日でした。午前中の診療が終了して、手術準備に入っていると、今から診て欲しいという電話が入りました。間もなく手術が始まるので、午後からではとお話しすると、午後は予定があるので来院できないということです。すぐに来院していただいて、診療の進み具合から逆算して、手術のワンコに鎮静薬や麻酔薬を投与して、予定より1時間半遅れで、手術が始まりました。

手術が終わると、午後の診療時間が近づいています。バタバタと遅い昼ごはんをかき込んで、病院にもどると、すでにお待ちの方が居ます。待合室が混んでいるので、車中で待ってもらいます。病院の外で待っている方もいます。熱射病が心配です。駐車場が満車なのでどうしたらいいか?なんて電話も入っています。

7時過ぎになり、そろそろ終わりが見えてきました。もうひと頑張りです。最後のワンコは、散歩中に他の犬に咬まれたそうです。受付でその話は耳に入っていたのですが、飼い主の方も慌てている様子はなかったので、軽くパクリとやられたのかな?と思っていました。

傷を見てビックリ!小型犬の肩のあたりがパックリと裂けていました。レントゲンを撮って、胸部に異常がないことを確認してから、麻酔をかけて縫合しました。

今日は昼ごはんが遅かったので、なんとか深夜までお腹が持ちました。当院はそんなに忙しい病院ではないのですが、なぜか、超人的に混む日があるんですよねぇ。

●2010年07月17日(土)

☆今日のワンコ☆

「少しの間、車の中で待たせていたら様子がおかしくなった」と17歳のワンコが来院しました。待合室からハーハーとあえぐようなワンコの息遣いが聞こえますから、ただ事ではありません。何名かお待ちの方が居ましたが、「私たちは急ぎませんから、急患の方を先に診てあげてください」と言ってくださいました。当院の待合室は狭くて、込み合うと決して居心地が良いわけではないので、ありがたいことです。

ワンコは熱射病のような状態です。車の中で待たせていた時間は短時間で、窓も開けていたそうですが、飼い主がいなくなったので、ワンワン吠えている間に体温が上がっておかしくなったのでしょう。

すぐに点滴のために静脈に管を入れて、ICUに入れ、点滴を始めました。ICUは温度、酸素濃度、湿度が自動的に管理できる密室なので、こんな時にはとても便利です。パニックになっているワンコの顔を酸素マスクに突っ込んで、酸素吸入なんてとても出来ませんし、かえって興奮させることにもなります。

1時間ほどでワンコの呼吸は落ち着いてきました。ほとんどいつもの状態と変わらないそうですが、念のために、それから1時間ほどICUの中で休ませてから、おうちに帰しました。

高齢なワンコは、循環器系に余力がありませんから、夏の暑さには十分注意してくださいね。最悪の場合、命を失うこともありますから、
1、暑い時には外に出さない。
2、興奮させない。
3、いつでも新鮮なお水が飲めるようにしておく。
4、呼吸が楽に出来るように、首輪をきつく締めない。
ことが、大切です。


●2010年07月16日(金)

☆今日のワンコ☆

「3日ほど食欲がなくて、あまり外にも出たがりません」と13歳のメスの中型犬が来院しました。

実はこのワンコ、3週間前にオシッコがポタポタ漏れて、元気食欲がないということで来院しました。諸検査の結果、膀胱炎+尿道炎と診断し、抗生物質の投与で回復しました。

「また、泌尿器系に炎症が起きたのかな?」と思いながら診察を始めました。検温すると発熱しています。熱があるので、食欲が出ないのでしょう。発熱の原因は?膀胱炎の既往症があるので、エコーで下腹部を観察します。膀胱は大丈夫そうですが、膀胱の上の方に、液体が溜まったドーナツの様な像がアッチコッチに見えます。避妊していないメス犬ですから、液体が溜まっている臓器は子宮です。発熱の原因は、ここでもよく紹介している「子宮蓄膿症」でした。

ワンコは水もあまり飲んでいないそうなので、1日点滴で体内の状態を整えてから、手術で子宮と卵巣を取り除きました。3週間前のエコー検査では、子宮の病変はありませんでしたから、今回も膀胱炎の再発と早合点して、お薬の投与だけで済まさないで良かったです。食欲が回復したら退院ですね。

●2010年07月15日(木)

☆今日のワンコ☆

交通事故にあった小型犬が来院しました。お家の玄関から飛び出して、運悪く、前の道路をゆっくり走ってきた車に後ろの足のあたりを踏まれたそうです。

ワンコは後ろ足の外傷から出血しています。足を着けない様です。交通事故の場合、何が起きているかわかりませんから、後ろに気を取られずにまず全身状態を見ますが、容態はそれほど悪くない様です。

次にレントゲンを撮ります。下半身を取りましたが、骨折はありません(←ここで一安心)。お腹の中にも出血などはなさそうです。下半身を轢かれると、膀胱や尿道を損傷していることがあるので、カテーテルを入れて尿道から膀胱を確認しますが、スムーズにカテーテルは入ります。膀胱にも出血は見られませんから、尿道、膀胱は大丈夫です(←二回目の安心)。

下半身を轢かれたということですが、念のために胸部もレントゲンを撮ります。胸部の損傷は、事故から時間が経過してから容態が悪化することがあります。胸部にも異常はありません(←ここで三回目の安心)。

待合室で心配そうに見ている飼い主の方に入っていただいて、ワンコの怪我の状況を説明します。不幸中の幸いで、手術の必要な大怪我はないということを聞いて、飼い主の方も一安心です。少し、拍子抜けしている様です。

その後、外傷の処置をしました。大人しいワンコでしたから、患部の毛を刈ったり縫合したりする処置は痛かったでしょうに、静かにしていてくれて、助かりました。飼い主の方には、今日一日はワンコの状態をよく見ておくように頼んで、連れて帰ってもらいました。

最近は室内犬が多くなったのと、散歩中にワンコを放す飼い主が少なくなったので、以前と比べて交通事故は減りましたが、たまに、開いている出入り口から飛び出して、事故にあうケースがあります。ワンコが居る時は、ドアの開け閉めに注意して下さいね。

●2010年07月14日(水)
☆今日のワンコ☆

昨日から今日の未明にかけてすごい雨でしたね。散歩に行けないので、ワンコ達はストレスが溜まっているでしょうね。

一見プードルに見えるのは、ミニチュア・シュナウザーのテンちゃんです。3歳の女の子です。シュナウザーは、体の毛は短く刈って、目の上と口の横の毛を伸ばすカットをしますから、おじいさんの様に見えますが、テンちゃんの様なカットをすると、上品なプードルに変身しますね。

●2010年07月13日(火)
☆今日のワンコ☆

プードルのジャック君です。3歳の男の子です。以前のプードルは、顔をバリカンで剃り上げた子が多かったのですが、最近は、丸くカットしている子が多いですね。可愛いカットですね。

●2010年07月12日(月)
☆今日のニャンコ☆

子猫の姫ちゃんです。3ヶ月目の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。猫の写真を撮るのは難しいのですが、姫ちゃんはバッチリ、カメラ目線です。

●2010年07月10日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日は若いメス猫の避妊手術でした。

実はこのニャンコ、3日前に飼い主の方が窓を開けたすきに、4階の窓から落っこちてしまいました。すぐに当院に連れてこられましたが、幸いアゴを擦りむいて、犬歯の先が折れた程度の怪我で済みました。ただ、飼い主の方が言うには、下腹部が垂れ下がっているような気がするということです。猫の下腹部は脂肪組織があるところで、少し太り気味の猫ではタプタプしていることが多いのですが、なんせ4階からの落下事故ですから、下腹部を怪我して、お腹の中身が皮下に飛び出していることも十分考えられます。

避妊手術をまだ受けていなくて、近々受ける予定でしたから、2日ほどお家で過ごしてもらって、元気食欲に異常なければ、避妊手術と同時に、下腹部を精査することにしました。

ヘルニアを疑って、まず下腹部の膨らみの上の皮膚を切開しましたが、皮下脂肪があるだけで、お腹の中身は出ていませんでした。切開を広げて、お腹に穴が開いていないか調べましたが、大丈夫でした。お腹の膨らみは皮下脂肪だった様です。

ただし、この猫の腹壁に筋肉の一部が薄くなっている所がありましたから、事故の衝撃で、この部分にお腹の中身が入り込んで膨れたのかもしれないということで、この部分を縫い縮めて、同時に避妊のために、卵巣と子宮を取り除いて、手術を終えました。

しかし、4階から落っこちて、この程度の怪我で済むとは、運の良い猫ですね。体制を整えて、四足を踏ん張って、ふわりと着地したのでしょうね。猫もビックリしただろうなぁ。

●2010年07月09日(金)
☆今日のワンコ☆

飼い主のおひざの上で、困っているのは、ボクサーのクライフ君です。3ヶ月目の男の子で、体重は10kgもあります。今日はフィラリアの予防で来院しました。特に嫌な事をしたわけではないのですが、病院が不安だったんでしょうね。それとも、私が怖かったのかな?何とも憎めない顔です。パグ犬やフレンチブル、ボクサーなどの短頭種は、日本犬と比べると、表情が豊かで、見ていても楽しいですね。

●2010年07月08日(木)
☆梅雨の夕暮れ☆

今日の午後は休診だったので、梅雨の晴れ間を海で過ごしていました。夕方から良い風が吹いて、海上で楽しく快楽に浸っていました。写真は、海から満面の笑顔で上がってきたところです。夏の海は、夕暮れが最高に気持ち良いですよ。海岸のカフェは、ほとんどペットOKですから、愛犬を連れてどうですか?

●2010年07月07日(水)
☆今日のワンコ☆

パグ犬のミヌちゃんです。2ヶ月の女の子です。今日はワクチン接種で来院です。何とも楽しい表情です。癒されますね。

●2010年07月06日(火)
☆ハッチの抜歯☆

子犬の乳歯は生後4〜5ヶ月頃に抜けて、その下から永久歯が生えてきますが、乳歯が抜けずにその横から永久歯が生えてくる犬が居ます。小型犬に多いようです。太い立派な犬歯の横に、細くてとんがった乳歯が生えてる小型犬をよく見ます。この部分は歯石が付きやすく、歯周炎の原因になるので抜歯した方が良いのですが、抜歯するためには全身麻酔が必要です。このため、避妊や去勢手術の時、麻酔をかけますから、手術のついで?に残存した乳歯は抜歯します。

当院のハッチはすでに10ヶ月になりますが、乳歯が抜ける気配がありません。特に下あごは乳歯の内側から永久歯が生えてきています。このままの位置で犬歯が伸びると上あごを直撃しそうなので、邪魔しないように、まだ抜けていない乳歯をすべて抜歯することにしました。口を閉じた時に犬歯が上あごに当たると歯茎を傷つけますから、歯の先端を切らなくてはならなくなります。

抜歯のために全身麻酔をかけましたから、そのついでに?避妊手術も同時に行いました。いつもは居間ですき放題にしているハッチですが、今日は朝から病院に連れてこられて、入院室に入れられて絶食させられ、昼になるとグイと腕を捕まれて麻酔の注射を打たれて、目が覚めたら、お腹と口が痛いくて、惨々な一日です。先ほどお見舞いに行きましたが、私が近づくとヒヨヒヨと尻尾を振ってました。明日の朝は家に帰ろうね。


●2010年07月05日(月)
☆今日のニャンコ☆

子猫のクウちゃんです。生後2ヶ月くらいの男の子です。昨日保護されました。今日は健康診断で来院しました。外に居た子猫は伝染病や寄生虫に感染していることがありますが、クウちゃんは健康で元気な子猫でした。性格も落ち着いていて、きっと良い子に育つでしょうね。

●2010年07月03日(土)
☆ハッチにプレゼント!☆

当院のハッチ(ヨークシャーテリア、10ヶ月目)は、生後2ヶ月の時に当院で治療中、ハンデキャップがあるのが判りました。巨大食道症という先天的疾患です。食道が拡張しているので、食べたものをすぐに吐いてしまいます。

飼い主(とは言っても、飼い始めて2日目ですが・・)の方は、とても飼う自信がないということです。初めて犬を飼う方ですから当然ですよね。体重はまだ500gしかありませんでした。

このまま見放すのも可愛そうなので、ハッチの居たペットショップに相談すると、当院で貰い受けることに、快く同意していただき、当院のワンコの仲間になりました。居所がなくなったので、名前は(みなしご)ハッチにしました。

ハッチは吐きながら?も無事に成長し体重は2kgになり、元気いっぱいに我が家で愛嬌を振りまいています。体重30kgのPにあげたおやつを、そのフットワークと素早さで、一瞬のうちに横取りします。Pは取られたことにも気づかずに、そこらをウロウロしながら、しばらく探しています。

そのハッチに、ハッチの居たショップのスタッフの方が、プレゼント持参で会いに来てくれました。

いつもは、屋内と屋外を自由に走り回って山犬のような生活をしているハッチも、今日はいただいた洋服を着せてもらって、少しセレブ犬になって、自慢げな顔をしています。

ハッチのことを気にかけていただいてありがとうございます。おかげさまで元気でやってますし、家族やスタッフに笑顔をくれてますよ!

●2010年07月02日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は20kgのメスの大型犬の子宮蓄膿症の手術でした。

いつもは猟犬として、野山を駆け回っている犬です。3日前から食事を食べないそうです。

猟犬は一般の家庭犬にはあまり見られない病気になることがあります。9種混合ワクチンに入っている「レプトスピラ病」などが典型的で、レプトスピラ菌は野生動物の糞の中や土壌に見られます。猟犬は野山を駆け回ってますから、菌に汚染された水を飲んだり、足を怪我して、そこから菌が入ったりして発病します。

このほかにも、ダニが媒介する「バベシア病」なども、家庭犬に比べると発病率が高いようです。

このため、猟犬が体調を崩して来院した時は、頭の中の病気の選択しが増えます。また、猟犬の飼い主の方は犬の健康状態には詳しいので、飼い主がおかしいという時は、命に関わるような重篤な病気になっていることが多いのです。

ただ、今の時期は猟期ではないので、それほど山に入っているわけではありません。特に今日のワンコは12歳と高齢なので、最近はほとんど自宅に居ます。ということは、あまり感染病は疑わなくて良いかな?なんて考えながら、一応、避妊していないメス犬だから、血液検査の前に子宮だけはチェックしておこうと、エコーを当てると、「あらま!蓄膿症だ」ということで、手術になりました。

ワンコの術前の状態は、それほど落ち込んでいませんでしたし、血液検査でも手術に悪影響を与えるようなデーターは出ていませんでしたから、午後の来院で、通常だと明日の午後に手術は入れますが、ワンコも早くして欲しいでしょうし、私も今晩ゆっくり眠りたいので(少しハードな手術が明日に控えていると、安眠できないのです)、スタッフにお願いして、夜の手術になりました。

大型犬の手術は胸が深いので、小型犬に比べるとかなり大変です。助手はすべての指を使って視野を確保して、私の手術を手助けしてくれます。時間がかかりましたが、手術は無事に終わりました。今夜は遅い晩御飯を食べている間に日付が変わりそうです。明日の朝、ワンコが元気になっていると良いですね。

●2010年07月01日(木)
☆今日のワンコ☆

綺麗なバンダナを巻いてもらっているのは、リュウノスケ君です。今年の8月でめでたく成人式?(20歳)です。高齢になると寝たきりになる子も多いのですが、リュウノスケ君は足腰が少し弱くなりましたが、まだ散歩に行くそうです。当院に来院してるワンコの中では最高齢です。毎年、記録を更新して欲しいですね。


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