●2018年04月21日(土)
☆今日のワンコ☆ 1月から慢性腎不全の治療を自宅でやってもらっているワンコが検診にやってきました。15歳のメスの中型犬です。1月に食欲不振と体重の減少で来院しました。血液検査をすると、腎臓の機能が落ちていることがわかりました。 年齢から考えて、慢性腎不全を疑われ、点滴主体の治療が始まりました。点滴することで循環する血液量を増やして、腎臓を流れる血液の量を増やすことで、これ以上悪くならないようにするのが目的の治療で、うまく行くと、腎機能が元の戻るかもしれないということで、通院で皮下点滴に2〜3日に一回通ってもらいました。 2種間ほど続けて、血液検査をしましたが悪化はしてませんが、検査結果に改善が見られませんでした。治療は継続的な皮下点滴になるので、自宅で出来ると、頻繁に通院しなくていいので、ご負担が楽になるとお話して、皮下点滴の方法をお伝えして、定期的に点滴のお薬と器具を散りに来てもらって、月に1回、検診をうけています。 血液検査値は、正常値よりは高いのですが悪化上昇は見られず、ある程度の食欲もあるので、ワンコは現状を維持しています。もし、皮下点滴をしてなければ、腎機能は悪化して、尿毒症状態になっていたかもしれません。 飼い主とワンコと病院に二人三脚状態でワンコの生活の質を保ちながら、一緒に過ごせる時間を伸ばしています。
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